鷺岡漢方堂店長のだいぶいい話

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自律神経失調・不眠・ストレス・プチ鬱・イライラ

みなさんこんにちは。
ずいぶん春らしくなってきましたね。

春といえばこんな症例がありました。

仕事の極度のストレスに悩んでいた高松市のYさん。46歳男性。
会社では管理職に携わり帰宅も遅く心身ともに疲れ切っている状態でご来店されました。
ここのところ、疲れがひどくなっていたのもあるが、毎年春先になると体調がさらに悪くなり
不眠、無気力状態で、強くストレスを感じると吐き気や全身のしびれに悩まされるようになりました。

と、ご相談に見えたのが昨年の3月末のことでした。
結論から言うと、Yさん、今は元氣にばりばり働いて、仕事の効率もあがったようで
うまいこと休暇をとれるようにもなったそうです。
その休暇を利用してご家族での旅行も楽しんでおられるとか。

昨年3月末のご来店から約3か月で見違えるように元氣になりました。
肝の養生をするもの、血液を補い流すもの、氣をめぐらせる漢方薬を
組み合わせて体の疲れをとり、精神的なストレスをうまく発散できるように
お助けするものを服用していただきました。
休憩時には、リラクッス作用のあるハーブティーなども利用しています。
現在でもストレスがかかりやすい状況ではあるので、定期的にご来店いただき
心身の疲れをためすぎないようにうまく漢方薬を利用されています。

◎◎◎
春は肝の季節、この季節は五行の考え方で『木(もく)』に属し
自然も、人間の体も全てが新陳代謝が活発になり、冬にため込んだ老廃物を体の外に出そうとします。

そうした体の活動と深いかかわりがあるのが、『肝』です。
中医学でいうところの肝は、肝臓の働きだけでなく、
自律神経や新陳代謝の機能を担っていて、全身の『氣』の流れをコントロールします。
精神を安定させたり、内臓の働きをスムーズに保つのです。
また、肝は血液を貯蔵し、必要なときは与えるという血液の調整作用もあります。

季節柄、環境の変化、季節の変わり目の気温差でストレスが過分に感じやすい状態になったりしますよね。
肝はストレスを発散し、精神や感情をコントロールする役割を担っているのですが、
憂欝や怒りといった精神的なストレスを強く受けると
肝に負担がかかり機能が低下し、氣の停滞で情緒不安定や、気鬱状態、…
また他には、消化器の不調、しびれやけいれん、こむら返り(足がつる)、爪がもろくなる、めまい、
ドライアイ、目のかすみ、疲れ目 などなど。がおこりやすくなります。

肝は、樹木のようにのびのびさせ、発散するのを好む臓器です。
ストレスを発散し停滞した気の流れをスムーズにすることを心がけましょう。
それをお手伝いする漢方薬がありますので、このようなことでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

鷺岡漢方堂薬局
0877-24-3455
営業日時:月~土(日・祝定休日) 10時~18時






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